1948年、初代・鳥山福一郎氏が家畜商として創業し、二代目・鳥山晃氏により法人化および鳥山牧場の開設を経て、事業拡大が進められた。
現社長である三代目・鳥山真氏は、20年以上をかけて和牛生産の分業体制を見直し、繁殖から飼育までを自社で一貫して行う体制を構築。これにより品質の安定を実現し、安全・安心な和牛ブランド「赤城牛」を確立した。
「美味しい牛肉を、手頃な価格でお客様に届けたい」という理念のもと、世界市場への展開にも挑戦を続けている。
営業企画・管理分野の人材確保にあたり、同社では取引先の金融機関を通じて人材確保を模索していたが、難航していたため、より広範囲な人材提案や専門的な支援が受けられる点に着目し、プロフェッショナル人材戦略拠点にも相談が寄せられた。
拠点では、企業の課題とニーズを踏まえた支援方針を構築し、人材紹介会社との連携調整や候補人材の絞り込みを通じて、採用活動の具体化を後押しした。
牛肉は、どの部位をいつ、どこに向け販売するかにより利益率が大きく変化する。
このため営業部門では在庫や原価を踏まえた最適な「販路」「時期」「部位」を組み合わせ意思決定を支援する販売促進システムの構築等が課題となっていた。
プロ人材拠点および人材紹介会社からは副業・兼業人材の活用も提案されたが、同社は長期的な視点で企業と共に歩む正社員採用にこだわった。
これを受け、確実な採用に繋げるため、経験業種にこだわらず長年の社会人経験による問題解決力・判断力を有することについて助言を実施。
その結果、同社の意向を真摯に受け止めた人材紹介会社が、A氏を紹介。A氏(69歳)は、豊富な経験と管理スキル、課題解決能力を備え、健康面・人柄の両面においても良好であったことから、採用が決まった。
営業企画・管理業務の人材不足が解消されたことに加え、A氏が現場作業にも積極的に関わる姿勢を示したことで、社員のモチベーションも向上。さらに、A氏の採用を機に企画室が新設され、企画業務に関心を持っていた既存社員の意欲向上にもつながっている。
プロ人材拠点より紹介会社の紹介を複数受け、求人を行ったところ、その中の1社の動きが非常に良く、当社の意向を十分くみ取り適切に課題整理をしてくれる担当者に出会うことができました。
この担当者が粘り強く人材を紹介してくれ、当社の採用は「営業企画・管理」分野にとどまらず、「広報」「海外営業」分野にも拡大、この1年間で新たに3人採用することができました。紹介会社が、当社並びに求職者様としっかりコミュニケーションを行ったうえでマッチングしてくれたこと。この点が、当社の希望する人材を多数採用できた最大のポイントでした。
取締役副社長 鳥山 渉
住所 | 群馬県渋川市渋川1137-12 |
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事業内容 | 食肉加工販売業 |
従業員数 | 約50名 |
代表者 | 代表取締役社長 鳥山 真 |
URL | https://akagi-beef.jp/ ![]() |