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事例紹介
社会福祉法人愛心会
梅林の事業計画策定支援
概要
梅の生産~加工~販売強化、将来的には観光農園を目指す“6次産業化”
社会福祉法人愛心会

相談までの経緯

同社について

2021年3月に社会福祉法人を設立。経営理念である「心を込めて共に生きる」をモットーに、現在ではグループ全体で、介護障がい関連事業を8事業展開している。令和6年度からは、新規事業として「障がい者支援事業」及び「梅林事業」を開始。「梅林事業」では栽培から加工、販売まで行っていく計画である。

相談のきっかけ

相談者は、いつかは地元へという思いもあり、6年間の看護師生活を終え、母親が代表を務める愛心会に入職。その後、梅の栽培~商品化、販売などを自ら行うのは面白いという思いから、梅林農園の手伝いを始めた。栽培方法を学ぶ中、農業を経営するにも知識が必要と思い、産業支援機構主催の「経営力強化スクール」に参加した。
【経営力強化スクールは、新規事業展開や経営改善を目指す事業者様に対して、ココカラマネージャー陣の“伴走支援”により、事業者様と共に課題解決を目指すもの。】

活用内容

課題整理

最初に生産データ(梅の収穫量)及び梅の販売データの現状分析を行い、スクールメンバーとともにグループワークによる内部環境分析及び、外部環境分析に取組んだ。その結果、生梅での販売が多く、安価で販売しているために、売上が低い現状が明確になった。そこで、生梅の販売だけでなく梅加工品の高付加価値化を図るべく、経営課題:①売上向上 ②販路拡大 ③広報 ④スキルアップ の抽出を行い、アクションプランを立案することとした。

アクションプランの策定

2024年4月~2025年3月の加工比率が、生梅7割、加工品3割と、生梅の割合が高く、安価販売のため利益が少ない状況であった。このため、今後3カ年で生梅と加工品の割合を生梅3割、加工品7割とし、その後の販売は加工品100%を目標とした。また、加工比率や容量・価格を見直すことで来期は売上高4.5倍を目指す。
また、今年430本の梅を植樹し、3年後には730本が収穫可能になる見込みであり、430本の新たな梅の木から収穫できるようになる2028年には現在の9.1倍の売上高を目指していく。

カリカリ梅干し・梅シロップ
カリカリ梅干し・梅シロップ

支援先企業からのコメント

経営力強化スクールでは、現状分析や経営戦略、数値目標など課題の整理ができ、目標が明確となりました。また、専門家や金融機関の方々の前で事業計画についてプレゼンテーションをすることで、自信につながりました。その後もマネージャーから進捗や新たな悩みなど伴走支援いただき、気づきや勇気を与えていただいています。また、スクールの参加者とはお互いに成長できるよう連絡を取り合う仲間となり、とても感謝しています。将来は、地元の観光地となれるような観光農園を目指していきます。(細田 沙耶)

企業基本情報

住所 群馬県太田市高林南町283-25
事業内容 介護障害福祉事業
従業員数 100名
代表者 細田 礼子
目的から探す
群馬県上海事務所