ポルテ(NCP141)のホーン交換
トヨタ ポルテ(NCP141)のホーン交換をご紹介します。
同じ車種であっても、年式・グレード・オプション品の有無などにより取付方法は変化しますので、本資料はお取り付け及び車検適合等を保証するものではなく、参考例としてご覧ください。また、お問い合わせ頂きましてもご回答は出来かねますので、ご了承のほど、よろしくお願いします。
お取り付けに伴うお車や車載品および商品の故障、事故等の付随的障害等に関し、当社は一切その責任を負いませんので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
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グレード : F
年 式 : 2012年7月
型 式 : DBA-NCP141
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ホーンの交換には、バンパーを取り外しますが、その際バンパーとボディーがぶつかりキズが付くことがあります。バンパーを外すときにボディー側(ライトやフェンダー等)と当りそうな箇所へマスキングテープを貼っておきます。
マスキングについてはバンパー外しのワンポイント≪豆知識(1)≫を参考にしてみてください。
■クリップAの外し方■
バンパーを固定している各種クリップ、ネジ、フックの取り外し方法は以下の通りです。このあとのバンパー外し手順で記載している名称にそって参考にしてください。
■クリップAの外し方■
取り外す場合は、プラスドライバーで中央部を緩め(引き上げ)てから全体を手で引き抜きます。
元に戻す場合は、引き抜いた状態のままクリップ全体を取り付け穴へ挿入します。最後にプラスドライバーで締め付けます。
■クリップBの外し方■
取り外す場合は、マイナスドライバーで中央部を90度回転させてから全体を手で引き抜きます。
元に戻す場合は、クリップを取り外す前(回転させる前)の向きにセットしたあと、指で押し込んで取り付けます。
■クリップCの外し方■
取り外す場合は、クリップクランプツール等で中央部を少し引き上げてから全体を手で引き抜きます。
元に戻す場合は、引き抜いた状態のままクリップ全体を取り付け穴へ挿入します。最後にクリップ中央部を指で押し込んで取り付けます。
■フックFの外し方■
外し方は、パンパーをタイヤハウス側から①~③の順番に車両側フック中央の凸部をマイナスドライバー等で少し押し上げるようにしてバンパーを手前に引き出して外します。このときフックの押し上げすぎ(フック破損)に注意しながら慎重に作業を行ないます。
■フックGの外し方■
外し方は、パンパーを上方向へ押し上げながら手前に引き出して外します。
≪注意≫
※フックFとフックGの外し作業では、力まかせに引き出したりすると、フックやバンパー破損の原因となりますので、力の加減を十分見極めながら作業を行なってください。また、バンパーをねじったり変形させたりしないように注意してください。表面が白化したり塗装のひび割れ、破損の原因となります。
※ドライバーの先端などで、ボディーを傷つけたりしないよう、注意してください。
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①:ボンネットを開けてバンパー下面のネジD(5箇所)及びネジE(3箇所)を外します。
②:フェンダー裏のクリップA(左右各1箇所)、クリップB(左右各1箇所)を外してからフックF(左右各3箇所)を外します。
③:バンパー上面のクリップC(5箇所)を外してからヘッドライト下フックG(左右各1箇所)を外しバンパーを引き出します。
※バンパーを引き出すとき、フォグランプのコネクターも外します。
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※この車では純正ホーンが1個、装着されていました。また、端子数は1つでした。
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新設ホーンはY位置(中央のフレーム)とZ位置(純正ホーン取付位置)へ取り付けました。
※画像は「アルファーⅡ」の取り付け例です。
1)Y位置へのホーン取付手順
①:中央のフレーム側面にある配線コネクターを一旦取り外します。
②:取り外した配線コネクターの上にあるY位置のサービスホールへ当社製SZ-1138(取付L形ステーセット)を使用して仮止めします。
③:ホーンを取り付けます。このとき、ホーンが車体フレーム等と干渉しないようにほんのわずかL形ステーの取付角度(傾斜)調整を行います。調整ができたら、L形ステーの本締めを行いフレームへ固定します。
④:①で外した配線コネクターを裏側へ移設します。
2)Z位置へのホーン取付手順
①:Z位置(純正ホーン取付位置)へ当社製SZ-1139(取付スペーサーセット)を2枚使用してホーンを取り付けます。
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当社製のSZ-1133(ホーンハーネスセット)に同梱のリレーを取り付けます。リレーは市販のステーを加工して画像の位置にあるサービスホールへ別途用意したM6ボルトセットを使用して取り付けました。
続いてSZ-1133(ホーンハーネスセット)の配線方法に従って配線します。参考までにこの車に配線する場合の配線概要図を記載しておきます。
配線接続後、ホーンボタンをチョイ押してホーンを吹鳴させ、正しく配線されているか確認します。
【新たにホーンリレーが必要となる理由】
- シングルホーンからダブルホーンへの交換にはリレー配線が必須です。
- ホーン回路と他の電装品回路(ブレーキランプ・ハザードランプ・・・)を共有するお車が増えてきています。同時使用の際にヒューズ切れ等が発生する恐れがありますので、リレー配線を推奨します。
※当社製のSZ-1133(ホーンハーネスセット)を使用すれば、ミツバ製ホーンはもちろん、各メーカーのホーンも簡単・確実・短時間で配線が可能です。